デュシャンは真性ニート

デュシャンは語る (ちくま学芸文庫)

デュシャンは語る (ちくま学芸文庫)

一冊デュシャンを所有しとこう、と思って、まだ読んでないデュシャン本としてこれを買った。
デュシャンこそは真のニート精神を持った人間だろー。25歳過ぎても親に仕送りしてもらってたり、ニューヨークでもパトロンのアレンスバーグにずっと家賃払ってもらってたらしいし。けどそんなニート生活のおかげで「大ガラス」も生まれたわけだし、まさにニートの鑑ですね。この本でも冒頭ですでに「生活のために働くというのは、経済的な観点から見ても、少しばかげたことだと思います」って言っちゃってるし。「働くより呼吸していたい」とか。当時、今の日本で使われてるこの「ニート」っていうのに該当する言葉があったら、喜んで「私はニートです」とか言うだろうな。