野衣タンの「敵」は千葉成夫だったのね

「爆心地」の芸術

「爆心地」の芸術

↑をカレー食べながら読んでた。

この本は今までの野衣タンの本に比べて丁寧で解りやすい。

(ところで『野衣タン』とか書くとアイドルみたいだけど、本人とのギャップが…。元になったのはもちろんNEU!のノイ。リスペクト、らしい)

今までの野衣タンの本↓
日本・現代・美術

日本・現代・美術

そのぶんクールさには欠ける感じがするけど…。
やっぱ野衣タンは「シミュレーショニズム」が一番カッコいいよ。
で、「<新たな分裂>に向けて」という章では千葉成夫に徹底論戦。野衣タンのよく言う「閉ざされた円環」とか「自閉した」とかいうのはそのことかー、と。
よく考えると野衣タンの主張は10年以上前からループしてる。
千葉氏の本も読まなきゃなー。
現代美術逸脱史―1945~1985

現代美術逸脱史―1945~1985